路線価があてになりませ~ん。
おはようございます。最近、物件の査定をする場合に路線価があてにならなくなってきました。
以前でしたら、だいたい、路線価の1.何倍とか、何割とかで目安になったのですが、今は同じ地域で路線価が同じでも、価格差がはっきりしてきております。
公示価格などは正直しばらく参考にしておりません。やはり、生きた取引事例が重要です。
わざわざ、膨大な予算をかけて、公示価格などを公開する意味がどのくらいあるのか疑問に思うくらいです。開業して約10年、この仕事をして13年ですが、たいへん時代がかわりました。
最近、街中に土地のたいへん小さい、アンデルセンの童話に出てきそうな外装の住宅が目立つようになりました。
中古住宅を多く仲介している私は、職業柄、あの住宅が20年後中古市場に出てきたとき、どのくらいの評価になるだろうかと思います。
中古住宅の査定をする際には当時どういう施工評判であったかなどの情報はたいへん重要です。
現在は、築30年だからといって、評価0円というわけではないのです。古くなっても、価値のある住宅はたくさんあります。
購入時の価格はその性能が十分担保されていれば、きっと、何十年か後の価値できっと還元されるでしょう。
住宅の広さ35坪×10万円=350万円 20年後、価値0円の住宅と、20年住んで価値200万円だとすれば、どちらを選びますか。そんな価値観も住宅選びに入れてみてください。
by tccreate | 2007-02-06 07:43 | 雑談 | Comments(0)
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