先日、あるお客様から、査定依頼をうけました。
現地に行ってみると、大きい土地の手前側を売却済だというのです。
残りの土地の査定でしたが、手前の土地の売却方法が、残りの旗竿の土地の通路幅と長さの取り方による評価の影響を配慮しない手法でしたので、査定依頼を受けた物件の評価をほんとうにひどいものになりました。
なぜ、こんなことをしてしまうのか。せめて、出口に隅切りをとればよいのに、その隅切りをとる部分に上下水道を取り込んでいるのです。
はっきり言って、『オーマイゴット!』です。所有者がよければよいのでしょうが、不動産業者であれば残りの土地評価がどうなるかはわかるはずです。
この場合、だれが一番よかったのでしょうか。売却者はもちろん不利になりました。購入者は隣り付き合いが上手く行くでしょうか。そうしますと・・・
私は、現在、宅建協会で一般相談の担当になっております。間違ってしてしまった、とか、誤解してとかだったら、しかたないなあ・・・と思ったりしますが、こういう道義的に大きく配慮に欠くことは、ほんとうに憤りを感じます。
声を大きくして訴えたいのですが、
美味しい話はありません。
安い物件はその理由をはっきりさせるまで購入してはなりません。
『高く買うから』という話もなぜ高く買ってもよいのかをしっかりと見極めないといけません。
そのために存在するのが、不動産業者です。私も含めて襟を正さなければなりませんね。
今日の写真は、朝日の様子です。陽射しはだいぶ春らしくなりました。