おはようございます。今日の写真は、葛巻町のワインからブランディーへの進化の話。
私は、以前から、ワインやブランディーを飲むとき、なぜ、香を楽しんでというのかが理解できませんでした。
私の嗅覚もなかなかなはずなのですが、お酒はおいしければいいべ=っていう感じでした。
ところがです。
今、葛巻町で生産しているワインは、地元の山で収穫された山ぶどうが原料なのですが、このワインからブランディーにしようとしているのです。
透明な色の試作品のブランディーには、いろいろな香りがあることを教えていただきました。
これは、その時代の人たちが一生懸命工夫したものです。
実際、香を試してみると、まだ若いストレートな香りでしたが、一年目のもと三年目のものと香の滑らかさが違っておりまして、なるほど味わい深いものでした。
これが、樽に入れられ、さらに何年も熟成されるのです。
実際、このブランディーが飲まれるころには、創った人はもう亡くなっていないかもしれないのです。
おそらく、昔は、お爺さんやお婆さんがが孫のためひ孫のためにつくったのでしょう。
なんて、愛情あふれることでしょうか。水も、ぶどうも、樽の木もみんなお爺さんやお婆さんの時代のものです。
そうすると、自分の時代に水や空気を汚すなどできないですよね。樽を開けた瞬間、温かなご家族の愛情や、地域の人の愛情が溢れ出るのです。
よくブランディーでナポレオンというのがありますが、これは、ナポレオン時代に創られたものということなのでしょうか。100年越しの愛情に包まれる。とても幸せな時間が流れますね。
さて、アメリカ大統領選挙があす判明するそうです。歴史的な選挙結果になる予想だそうですが、これほどまで、人種差別が根深いものだとは思いませんでした。
それにしても、私と同じ年代の人がついに大統領になるのでしょうか。楽しみです。