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オガール続編
紫波町のオガール訪問の続きです。写真でご覧の通り何となく外国の何処かの雰囲気って感じです。
街づくりにあたっては、ライフスタイルの提案としたということです。知的で何かのどかさを感じます。役場への通路は、廊下になっていて雨の日や雪の降る日も安心です。
なんといっても、中庭がとてもいい感じです。地域住民の皆さんが、許可を取ってBBQをするそうです。102.png
お分かりになりますか。
ベンチが至る所にあり、そこに腰かけて本を読んでいる紳士を見かけました。
紫波中央駅から徒歩3分くらいの場所にあり、盛岡市には電車で約30分くらいと伺いました。
写真には、全国から集まるというバレー専用の体育館をご紹介しました。バスの駐車場に由利高校のバスがありましたので、合宿に来ていたのかもしれません。
学生たちの青春の思い出の場所になるんですね。。。
秋田も図書館には、いつも多くの人が集まっている印象がありましたので、図書館を街づくりのコンセプトの中心に据えるというセンスはすごくいいですね。
さらに驚きなのは、こちらの建物の運営を民間企業の賃料で賄っていること。役場を入れた公共部分も固定資産税の税収で運営しようという企業手法で運営しているのだそうです。
職業柄周辺の土地相場を調べましたら、人口約3万人の役場、駅周辺土地相場が坪当たり約14万円~約15万円ということ。しかも、少しづつ上がっているんだそうです。
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今読んでいるオガーレの本の中に、失敗例として青森市のアウガと秋田市のなかいちの例が挙げられています。。。

どこが違うのか。。例えば、写真でご覧の建物の建築単価がなんと坪当たり30万円台なのだそうです。そのように見えない。。建築はほんとうに深いものですね。
また、テナントの入居はもちろん、その経営までも審査したうえでの事業着工だったそうです。
紫波町のテナント相場を基準に計画を立てると、坪当たり30万円でないと運営できないということからのスタートだそうです。
繰り返しになりますが、この建物は、テナントからの賃料と、哲学が美しい街づくりによる住みたくなる効果での固定資産税の収入で運営されているのです。
すごいです。ほんとうに。経営に対する厳しさが違うと思いました。自社の経営に置き換えても脱帽です。
そこに集う人々の価値観が全てですね。その目的が何なのかが本当に大切です。
紫波町の街づくりの経過をみますと、住民のリーダーがしっかりとした目的を持ち、それに共感する世界中で経験をもつ超一流の人たちと出会い、応援し、関わってくださってこのような素晴らしい街が創られるのだと思いました。

今度は、山形県鶴岡市の慶應義塾大学の生命研究所に見学に行ってこようと思っています。
秋田県はいかがでしょうか。これからは、私の世代の責任です。20年後の未来に責任があるのは私たち世代です。ほんとうにそう思いました。

それでは、仲間と一緒に何ができるかをしっかり考えて行動に移したいと思います。
良いお手本に学んでがんばりましょう!101.png

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by tccreate | 2019-07-16 17:44 | 雑談 | Comments(0)
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