おはようございます。今日の新聞に「変容する価値観指標化」という記事があって、思わず読み込んでしまいました。大学を卒業し霞が関の某監査法人に勤務していたころ、ビルの下に見える行き交う人の流れをみて、素朴に人の豊かさについて疑問を感じていいた自分を思い出しました。当時は、国家試験受験生でしたので、経済学を試験対策で勉強していました。その中で、国民所得についての勉強もありました。国民所得が増えることが日本を幸せにする指標であるという前提であったと思います。
それは、物やサービスをできるだけ多く享受できることが人の幸せになるというモデルであったかと思います。しかし、今、人の幸せは、そのようなこととの相関関係が強くあるものでしょうか。
昨晩、自宅に戻って、某民放の討論番組の議論が面白く見入ってしまいましたが、「手続的正義」なるほどなあ~と感じました。また、一緒に出演していた日本大学の危機管理専門の先生が歴史的に俯瞰するという趣旨の話をしておりました。なるほどなあ~とこれまた感心しました。
新型コロナ禍でたいへんな状況化において、税収が増えたそうです。一方で「禁酒令」要請に従う店、雇用を守るため要請に従わない店。さまざまですが、フランスは、ワクチン接種を義務化する方向だとか。フランスといえば、世界的にも人権や私権について最も関心の高い国。
大学の教授が行っていた「言葉の力」を信じて、メッセージを!という番組最後の提言に。とても共感しました。
一昨年、ラグビーワールドカップで、日本中が感動しました。私は、ラグビーというスポーツの理念にとても感銘を受けました。監督という立場の人はいますが、ゲーム場では、それぞれが話し合いながら、それぞれが自律して、次のプレイを一丸となって規律を守りながら進めていく。そして、また、話し合いをして検証しプランを立て実践する。
ワンチームという言葉の背景には、たいへん奥深い理念がありました。
さて、オリンピックを直前にした今の日本はいかがでしょうか。民放番組で、哲学を討論しあう番組が報道されるような時代になりました。事業や仕事もその会社ごとにしっかりとした理念とその実践が無いとこれからの若い世代の皆様に共感を得ることは難しいと思いました。
弊社もしっかりしなくては。と、あらためて感じた時間でした。
それでは、今日も笑顔で元気に行ってきま=す。
