不動産の円満相続を目指して。
おはようございます。ここのところ、不動産相続のご相談やご高齢になられたご両親に万一があった場合の不動産に関する対応についてのご相談がたいへん増えております。
お客様にとって思い出の深いご実家であったり、幼いころ遊びに行ったおじいさまやおばあさまの住宅であったりします。私も祖父母にたいへんかわいがられた記憶がありますので、同じ立場になったら寂しいだろうなあと思ったりいたします。
不動産というのは、分割して分け合うことがたいへん難しい財産です。できれば、その市場性について早めに検証しておくことをお勧めいたしますが、不動産の所有者でない限り、ご家族といえども話し出しにくいことになります。
相続登記は、法定持分で取得すれば簡単なようですが、不動産が複数あるような場合には、どの不動産が実際の売却価値としていくらになるのか。また、実際に第三者に売却するとすれば、引き渡してからトラブルの無いようにするにはさまざな調査が必要となり簡単な事ではありません。特に平成29年の民法改正にともなう「契約不適合責任」という内容は、なかなか一般のお客様には難しい内容になっております。
また、遺産分割を固定資産税評価額を基にされたり相続税の路線価に基づき行われた場合に、公の指標上は十分な評価があっても実際の市場価格はまったく違うこともありがちなのです。つまり、不動産の遺産分割の前提となった評価額が実際の市場価値とかけ離れていることがありうるということになります。
お気づきかと思いますが、想定した財産価値があると思って相続したもののその価値が市場ではなかったということがあるということになります。
ですから、遺産分割の前にしっかりとした実際の市場価値をできるだけ正確に反映した査定依頼をして頂くことをお勧めいたします。
私は、不動産に関わる仕事をしていて、あらためて遺産を評価の中でも不動産の実際の価値を評価するということはほんとうに難しくまた大切なことだと感じています。
先日も、市場価格とあまりに違う固定資産税評価額に驚愕し、お客様と一緒に所轄市役所に相談をしに行ったところでした。

なにかおかしいなあ~と、感じていらっしゃるお客様がいらっしゃいましたら、ぜひ、お気軽にご相談くださいませ。初回相談は無料でお受けしております。

それでは、気候変動の激しい昨今ですが、お互いに体調に十分気をつけて笑顔で元気に今週も行ってきまーす。101.png



by tccreate | 2022-07-04 07:54 | 雑談 | Comments(0)
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